― 見ル野選手としてはギャグ漫画家にとって「大喜利」はどういうものだと思いますか?
うーん、ギャグ筋肉っていうのがあると俺は考えてるんですよ。
僕の場合は「東京フローチャート」っていう漫画を描いてた時に1Pにどれだけギャグを詰めこめられるか?っていうことを挑戦してたんですけど、
誰しもそういう時期がギャグ漫画家にはあって。
そういう時にギャグ筋肉がついていくんですね。
で、大喜利はそのギャグ筋肉のパワーとか、使いどころのバトルみたいなところがあると思うんですね。
― スポーツのような?
そうそう。だから「ギャグ筋肉スポーツテスト」みたいなのがあればデータ化できるんじゃないかな?
― 色んなギャグ漫画家の特性をグラフで表したり?
それをパンフレットに載せたりすると面白いだろうね、
クモの巣グラフで「瞬発力」とか「シュール」とかさ。
「下ネタ」なんて項目があったら田中圭一さんなんてそこだけ飛び抜けてね。(笑)
― ははは(笑)では大会に出ることで、自分のギャグ筋肉はどれ位なのか見つめ直せるという?
でも・・・ギャグ筋肉も目安であって、他の人との比較は無いんですよね。
やっぱり、俺は漫画家としては売れてる方が勝ちだと思うんですよ。
もちろんギャグ漫画が好きな人が大会を見に来てくれてるとは思うんですけど
「名前は知ってるけど、あの人は何を描いてる人なのかな?」とか
「見ル野栄司って誰?」ってお客さんも多いと思うんですよ。
― それを言っちゃうと・・・(苦)
逆に、大喜利きっかけでその作家に注目し始めるパターンもあると思いますよ。
…そういえば、第三回大会の物販では見ル野さんの単行本が一番売れたそうですよ。
え、そうなんだ?
俺はそんなに目立った活躍してないと思うんだけど。(笑)
― だから、ギャグ漫画家大喜利バトルは売れてる売れてない関係無しに勝負できる場ではありますよね。
確かに、大喜利バトルはその辺りフラットですもんね。
今はさ、青年誌がなかなか売れないからギャグ漫画にページを割いてくれなくなってるんですね。だからストーリーギャグに変更しなくちゃいけなくなったりとかして。
昔ほどのギャグを競い合うっていうのが無いかもしれないんですよ。
ショートギャグでデビューする人も少ないみたいですしね。
― ギャグ漫画っていうのは今の時代は厳しいんですか?
15年くらい前は、ストーリーよりもギャグの方がデビューしやすいみたいなのがあったんですけど…
これは俺の持論なんですが、ギャグってカレーの「ルー」みたいなもんだと思うんですね。
昔は裕福だったからルーだけで食べて「美味いじゃない」とか言ってたんだけど、
今は「やっぱりご飯にかけなきゃ駄目だろ」って、じゃないと誰も食べてくれないんですね。だからゴリゴリのギャグ漫画なんていらないっていう。
― 「純粋なギャグ漫画」よりも、トッピングとしてギャグ要素を入れた漫画?
そうそう、パンにマーガリンを塗るみたいな…いや、今はそれでも重いのかもしれない。
ご飯にゴマ塩かけるくらいじゃないかな?
ほんのちょっとのテイストで良くなってるんですね。
「お笑い」が盛んになったけど、そういうのはテレビでタダで楽しむもので、
わざわざ漫画を買ってギャグを楽しみたいっていう読者さんが減ったのかな?
― その時代のなか、ギャグ漫画家大喜利バトルはその「ルー」の部分だけで対決するという。
ほんと「ルー」対決だよね。(笑)だから良い刺激になりますよ。
― この大会を機にギャグ漫画界にも刺激になってもらえれば良いですね。
是非ドーンとね、盛り上がってもらいたいですね。
― 優勝者の単行本は売れるみたいな現象が起きて欲しいですね。
ホント、そうなれば良いですね。
この大会で「あれ?ルーだけでも美味いじゃないか?」っていうのに気付いて
「ルー」ブームっていうんですかね、ギャグ漫画が盛り上がる時代が来て欲しいですよね。
周りも放っておけなくなっちゃうくらいの。
だから、どうか続けて欲しいんですね。
―完―
その辺りは別にまとめましたのでコチラをご覧下さい
「見ル野栄司の男泣き」
見ル野選手もおっしゃるように
この大会からギャグ漫画界に新たな嵐を巻き起こしたいものですね!
現在、大会では
8/26に開催される「第四回ギャグ漫画家大喜利バトル!!」の出場権をかけて
予選大会の出場選手を募集しております!!
詳しくはコチラ
ギャグ漫画家大喜利サバイバル!!2011
若手・ベテラン問わず
「ギャグ漫画家」の皆さんの参戦を楽しみにお待ちしております!!



